意地悪な俺様上司と秘密の同居生活~異性には無関心だと思っていた彼だけど、結構独占欲強めの人でした~
「スゲェ人だな……」
「そりゃあそうですよ。なんてったって日曜日ですし」
「アトラクション、全部は乗れねぇだろうから厳選して乗るか」
「そうですね」
パークに着いた私たちは、予めパーク側から貰っていたというチケットを手に入園し、パンフレットを片手にどのアトラクションを乗るか厳選する事になった。
「親子で楽しめる……方がいいですものね、やっぱり比較的子供向けのアトラクション重視の方がいいでしょうか?」
「そうだな」
「でしたら、これとこれ……あとは、このエリアのアトラクションなんかがいいですね」
「それじゃあこの辺りのエリアは主にアトラクション内のどこかに設置……こっちのエリアは歩きながら探せる場所にキーワードを設置する方がバランス取れるな」
「ですね。それじゃあとりあえずアトラクションに向かいましょう!」
ある程度回る順番を決めた私たちは効率よく回りながらキーワードを設置出来そうな場所を話し合い、メモを取っていく。
仕事が主だけど、アトラクションを前にするとやっぱり楽しみたいという思いもあって、久しぶりのテーマパークに心を躍らせ、仕事という事を若干忘れて楽しんでいた。
初めこそ乗り気じゃ無さそうな日吉さんも、いざアトラクションに乗ると満更でも無いのか少し楽しそうで、テンションが上がった私たちは予定に無かった絶叫マシーンに並び始めていた。
「日吉さん、絶叫系強いんですね」
「昔乗ったきりだけどな……意外といけたわ。七海はなんて言うか、想像通りだな」
「え? 強そうに見えました?」
「ああ。けど、ホラー系は苦手……だったり?」
「……そ、そんな事、無いですよ?」
「本当かよ? それじゃあ、これの次はこの『恐怖の館』っていうの行ってみるか」
「い、いいですねぇ~! 行きましょう!」
並びながらそんな話をしていたのだけど、私はホラー系が少し苦手だった。
絶対に無理、という訳ではないのだけど、出来れば避けたい。
それでも、日吉さんに弱味を握られたくない私は何でもない振りをしながら、このパーク唯一のホラーアトラクション、『恐怖の館』へ行く事に頷いてしまった。
「そりゃあそうですよ。なんてったって日曜日ですし」
「アトラクション、全部は乗れねぇだろうから厳選して乗るか」
「そうですね」
パークに着いた私たちは、予めパーク側から貰っていたというチケットを手に入園し、パンフレットを片手にどのアトラクションを乗るか厳選する事になった。
「親子で楽しめる……方がいいですものね、やっぱり比較的子供向けのアトラクション重視の方がいいでしょうか?」
「そうだな」
「でしたら、これとこれ……あとは、このエリアのアトラクションなんかがいいですね」
「それじゃあこの辺りのエリアは主にアトラクション内のどこかに設置……こっちのエリアは歩きながら探せる場所にキーワードを設置する方がバランス取れるな」
「ですね。それじゃあとりあえずアトラクションに向かいましょう!」
ある程度回る順番を決めた私たちは効率よく回りながらキーワードを設置出来そうな場所を話し合い、メモを取っていく。
仕事が主だけど、アトラクションを前にするとやっぱり楽しみたいという思いもあって、久しぶりのテーマパークに心を躍らせ、仕事という事を若干忘れて楽しんでいた。
初めこそ乗り気じゃ無さそうな日吉さんも、いざアトラクションに乗ると満更でも無いのか少し楽しそうで、テンションが上がった私たちは予定に無かった絶叫マシーンに並び始めていた。
「日吉さん、絶叫系強いんですね」
「昔乗ったきりだけどな……意外といけたわ。七海はなんて言うか、想像通りだな」
「え? 強そうに見えました?」
「ああ。けど、ホラー系は苦手……だったり?」
「……そ、そんな事、無いですよ?」
「本当かよ? それじゃあ、これの次はこの『恐怖の館』っていうの行ってみるか」
「い、いいですねぇ~! 行きましょう!」
並びながらそんな話をしていたのだけど、私はホラー系が少し苦手だった。
絶対に無理、という訳ではないのだけど、出来れば避けたい。
それでも、日吉さんに弱味を握られたくない私は何でもない振りをしながら、このパーク唯一のホラーアトラクション、『恐怖の館』へ行く事に頷いてしまった。