意地悪な俺様上司と秘密の同居生活~異性には無関心だと思っていた彼だけど、結構独占欲強めの人でした~
「七海 永茉です、よろしくお願い致します」
新入社員は私を入れて男子二人、女子三人の計五人。そのうち女子二人は、向かい側にある姉妹会社の遊月広告代理店の新入社員だ。
遊月イベント企画と広告代理店は建物は別れているものの、常に連携を取り合う事がほとんどらしく、両会社の社員全員が仲間で交流もあるという。
正直、広告代理店勤務という選択肢もあったのだけど、企画に携わりたかった私はイベント企画会社の方を選んだ。
「今日から彼らが我々の仲間として働く事になる。よろしく頼むぞ」
新入社員の自己紹介が終わり、社長の簡単な挨拶が終わるや否や、先輩たちは各々仕事に取り掛かっていく。
「それじゃあ永茉ちゃん、またね」
「お互い頑張ろうね」
「うん」
広告代理店勤務になる北條 繭ちゃんと、下平 明音ちゃん。
繭ちゃんは黒髪ロングヘアで化粧っ気もなく少し地味めな見た目で大人しい性格の女の子で、明音ちゃんは明るめの茶髪でボブヘアにパッチリ二重と笑顔が可愛い女の子。
新人研修で意気投合して以来、メッセージのやり取りは勿論、何度かご飯に行ったりもした仲だ。
そんな二人と簡単な言葉を交わした後、私は男子の新入社員二人と共に企画長の元へと急ぐ。
「新実に里中に七海……だったな? 俺は企画長の間中 正俊。新人の仕事は言ってしまえば主に雑用だ。しかし、それだけじゃ何も学べないだろうからな、一人一人に教育係をつける」
そう間中企画長が言うと同時に三人の社員さんがこちらへやって来た。
そして、その中にはなんと日吉さんの姿もあったのだ。
新入社員は私を入れて男子二人、女子三人の計五人。そのうち女子二人は、向かい側にある姉妹会社の遊月広告代理店の新入社員だ。
遊月イベント企画と広告代理店は建物は別れているものの、常に連携を取り合う事がほとんどらしく、両会社の社員全員が仲間で交流もあるという。
正直、広告代理店勤務という選択肢もあったのだけど、企画に携わりたかった私はイベント企画会社の方を選んだ。
「今日から彼らが我々の仲間として働く事になる。よろしく頼むぞ」
新入社員の自己紹介が終わり、社長の簡単な挨拶が終わるや否や、先輩たちは各々仕事に取り掛かっていく。
「それじゃあ永茉ちゃん、またね」
「お互い頑張ろうね」
「うん」
広告代理店勤務になる北條 繭ちゃんと、下平 明音ちゃん。
繭ちゃんは黒髪ロングヘアで化粧っ気もなく少し地味めな見た目で大人しい性格の女の子で、明音ちゃんは明るめの茶髪でボブヘアにパッチリ二重と笑顔が可愛い女の子。
新人研修で意気投合して以来、メッセージのやり取りは勿論、何度かご飯に行ったりもした仲だ。
そんな二人と簡単な言葉を交わした後、私は男子の新入社員二人と共に企画長の元へと急ぐ。
「新実に里中に七海……だったな? 俺は企画長の間中 正俊。新人の仕事は言ってしまえば主に雑用だ。しかし、それだけじゃ何も学べないだろうからな、一人一人に教育係をつける」
そう間中企画長が言うと同時に三人の社員さんがこちらへやって来た。
そして、その中にはなんと日吉さんの姿もあったのだ。