僕に依存してほしい。【ピュアBL】
*怜視点。浮気心は捨てろ?
歩夢、そろそろ帰ってくるのか?
うちの2階にある自分の部屋の窓から外をしばらく眺めていた。歩夢の家の玄関前が見えるから、帰ってきたかがすぐに分かる。スマホを見ながら、気がつけばもう1時間ぐらい外を見ていた。
昼過ぎた頃、歩夢がうちに戻ってきた。あいつと……。
しかも手を繋いでいる。じっと見ていると歩夢がちらっと一瞬こっちを見て、手をぱっと離した。歩夢は晴れているような感じの表情をしていたのに、俺を見た瞬間にその表情はくもりだした。
ふたりは玄関前で親しげに何かを話している。気がつけば階段を急いで下り、コートも着ないで外に出ていた。
「歩夢!」
ふたりが一斉にこっちを見た。
うちの2階にある自分の部屋の窓から外をしばらく眺めていた。歩夢の家の玄関前が見えるから、帰ってきたかがすぐに分かる。スマホを見ながら、気がつけばもう1時間ぐらい外を見ていた。
昼過ぎた頃、歩夢がうちに戻ってきた。あいつと……。
しかも手を繋いでいる。じっと見ていると歩夢がちらっと一瞬こっちを見て、手をぱっと離した。歩夢は晴れているような感じの表情をしていたのに、俺を見た瞬間にその表情はくもりだした。
ふたりは玄関前で親しげに何かを話している。気がつけば階段を急いで下り、コートも着ないで外に出ていた。
「歩夢!」
ふたりが一斉にこっちを見た。