僕に依存してほしい。【ピュアBL】
***怜視点。俺の気持ちは――。
3月29日。今日は歩夢の誕生日だ。
朝、歩夢の好きなチーズケーキのワンホールを買ってきた。買ってそのまま歩夢に渡そうとしたけど、歩夢は家にいなかった。
多分、あいつと一緒にいるんだろうな。
夕方、暗くなってきたころ。そろそろ帰ってくるかなと小谷家の前で待ち伏せしていた。息を吐くと寒くて白いモヤモヤが出てくる。
4月になったら歩夢はあいつとどうなるのか。本格的に付き合うのか、それとも付き合わないのか。すごく気になるから聞きたい気持ちもある。
本当はゆっくり話したいけど、最近歩夢にどうやって接すればいいのか分からない。あいつとのことに嫉妬して傷つけることをしたり言いたくもないし……自分があいつに嫉妬している理由は、なんとなく分かってきていた。
きっと俺は歩夢のことが――。
はぁっと、おもいきり吐いた白いモヤモヤは、空に向かう。
渡すだけにしようか、家の中で話そうって誘おうか、決められないでいた。
そしたら歩夢よりも先に、歩夢の父親が帰ってきた。待ってることを伝えると「寒いから、歩夢の部屋で待ってな」って言われて、歩夢の部屋で待つことにした。
朝、歩夢の好きなチーズケーキのワンホールを買ってきた。買ってそのまま歩夢に渡そうとしたけど、歩夢は家にいなかった。
多分、あいつと一緒にいるんだろうな。
夕方、暗くなってきたころ。そろそろ帰ってくるかなと小谷家の前で待ち伏せしていた。息を吐くと寒くて白いモヤモヤが出てくる。
4月になったら歩夢はあいつとどうなるのか。本格的に付き合うのか、それとも付き合わないのか。すごく気になるから聞きたい気持ちもある。
本当はゆっくり話したいけど、最近歩夢にどうやって接すればいいのか分からない。あいつとのことに嫉妬して傷つけることをしたり言いたくもないし……自分があいつに嫉妬している理由は、なんとなく分かってきていた。
きっと俺は歩夢のことが――。
はぁっと、おもいきり吐いた白いモヤモヤは、空に向かう。
渡すだけにしようか、家の中で話そうって誘おうか、決められないでいた。
そしたら歩夢よりも先に、歩夢の父親が帰ってきた。待ってることを伝えると「寒いから、歩夢の部屋で待ってな」って言われて、歩夢の部屋で待つことにした。