僕に依存してほしい。【ピュアBL】
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 歩夢と恋人になってから半年が経って、季節は秋になった。

 今日は歩夢が俺の部屋に来ていた。
 目の前では歩夢が真剣にスマホを見ていた。

「なぁ、歩夢、スマホばっかり見てないで俺も見て?」
「あ、うん。ちょっと待ってね?」
「ちょっとって、いつもちょっとじゃないじゃん」

 歩夢からスマホに嫉妬していた話を聞いてから、スマホをいじるのは必要最低限にしていた。だけど最近は歩夢がスマホをいじってかまってくれない時が多い。

――スマホばっかり見ないで、俺にもっと依存しろよ。
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