狐の婿入り
君に傘をさすのは僕がいい

こんな僕に傘をさす人はいるのだろうか

今日も君はあの子の傘で
太陽の下で輝いている

君が僕の傘に入っていたなら
僕の周りには虹がかかっていたはずだ

晴れた空に僕の涙
朧月には僕の期待


君の横には誰もいない
全ては僕の勘違いだ

明日、君は僕のもの
こんな僕に傘をさす君に

電信柱の花束に
お気に入りの傘をさしてあげよう

あぁ、今夜はきっと
昨日の月より美しい


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