私はイケメン男子から逃れられない
あまりにもなれなさすぎてる呼び方に、驚いてしまった。


「だめ…か?」


「うっ、」


何だろう。この子犬みたいな感じは…


そんな顔されたら、NOなんて言えないじゃん


「い、いいです」


「ほんとか?よっしゃ!じゃ、佐白ちゃん!改めて宜しくな」


そう言って彼は去っていった


―――パタンッ


「う、そだ…」


1人になった私は、絶望の気持ちで一杯だった


それは、恋ができないからじゃない…


あの四人のファン達にばれたら、私の人生が狂いかねないから。


「はぁー。どうしよう…」


私はこの日、恋ができると言う期待をあっさり裏切られ、先が見えない状態になってしまった…
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