私はイケメン男子から逃れられない
「え、えっと…勉強のこと!そう…勉強のこと聞かれただけ!」


「「「「えぇ~~!それだけー?!」」」」


「う、うん!それだけだよ!」


わたしはひきつっているであろう顔で、笑顔をつくった。


「「「「そっかー。騒がしくしてごめんね~!おしえてくれてありがと!」」」」


そう言って女子達は一気にいなくなった。


「凄かったね、さっきの群がり」


「ち、智恵理~!ちょっと、聞いてよー…!」


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