私はイケメン男子から逃れられない
何でって言われるとうまく言えないけど、私はそう思った。


―――ザワザワ
―――カチッカチッ


周りの音や腕時計の音だけが私の耳に届いていた。


それと同時に鼓動が凄く早く動いているのがわかった。


だって!男子と二人で出掛けるなんてはじめてなんだもん!!


いったい誰に言っているのかわからなかったけど、私は心のなかで話す事しか気持ちを落ち着ける事が出来なかった。

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