僕の秘書に、極上の愛を捧げます
朝から小夜子さんの襲撃があったものの、ゆっくりと朝食を食べ終えた。
夜には予定があるものの、今日は久々の完全オフだ。
「翔子、何かしたいこととか、行きたいところはある? 今日は時間があるから、一緒にどうかな」
「でも、恭介さん全然休みを取ってないでしょう? たまにはひとりでゆっくりした方がいいんじゃないかな・・」
「んー、俺は翔子と一緒に過ごす方が癒されるな〜」
ふふっ、と微笑む彼女にドライブしようと提案する。
考えてみたら、彼女を助手席に乗せて走るのは初めてかもしれない。
郊外の公園まで、行ってみるか・・。
俺はある場所を思い浮かべつつ、クルマのキーを手にした。
「行こうか」
彼女と手を繋ぎ、ホテルの地下駐車場まで降りる。
白いセダンの助手席のドアを開け、彼女を乗せてから運転席に回った。
「そうよね、左ハンドル。車線も日本と反対だし、慣れなくて酔いそう」
「途中で休憩入れるよ。でも、具合が悪くなったらすぐに言うこと。いつでも停めるからね」
「はい」
俺は駐車場からクルマを出しつつ、サングラスをかけた。
今日はよく晴れていて、反射光も眩しい。
しばらく走らせていると、チラチラと助手席から視線を感じる。
「どうした、もう辛くなってきたか?」
言い出せたくて視線を送っているのかと思い、気になって問いかけた。
「そうじゃなくて・・。サングラスの横顔がカッコいいなって」
はにかんだ彼女を見て、なんだか顔が熱くなった。
照れてるのか、俺は。
「お世辞を言っても何も出ないぞ」
「ほんとにそう思ったから」
「そうか? じゃあ、褒めてくれたお礼にいいものをあげるよ」
俺はダッシュボードから、彼女用にと準備していたカシミアのブランケットを出して、膝に乗せた。
夜には予定があるものの、今日は久々の完全オフだ。
「翔子、何かしたいこととか、行きたいところはある? 今日は時間があるから、一緒にどうかな」
「でも、恭介さん全然休みを取ってないでしょう? たまにはひとりでゆっくりした方がいいんじゃないかな・・」
「んー、俺は翔子と一緒に過ごす方が癒されるな〜」
ふふっ、と微笑む彼女にドライブしようと提案する。
考えてみたら、彼女を助手席に乗せて走るのは初めてかもしれない。
郊外の公園まで、行ってみるか・・。
俺はある場所を思い浮かべつつ、クルマのキーを手にした。
「行こうか」
彼女と手を繋ぎ、ホテルの地下駐車場まで降りる。
白いセダンの助手席のドアを開け、彼女を乗せてから運転席に回った。
「そうよね、左ハンドル。車線も日本と反対だし、慣れなくて酔いそう」
「途中で休憩入れるよ。でも、具合が悪くなったらすぐに言うこと。いつでも停めるからね」
「はい」
俺は駐車場からクルマを出しつつ、サングラスをかけた。
今日はよく晴れていて、反射光も眩しい。
しばらく走らせていると、チラチラと助手席から視線を感じる。
「どうした、もう辛くなってきたか?」
言い出せたくて視線を送っているのかと思い、気になって問いかけた。
「そうじゃなくて・・。サングラスの横顔がカッコいいなって」
はにかんだ彼女を見て、なんだか顔が熱くなった。
照れてるのか、俺は。
「お世辞を言っても何も出ないぞ」
「ほんとにそう思ったから」
「そうか? じゃあ、褒めてくれたお礼にいいものをあげるよ」
俺はダッシュボードから、彼女用にと準備していたカシミアのブランケットを出して、膝に乗せた。