【完結】年の差十五の旦那様Ⅰ~義妹に婚約者を奪われ、冷酷だと言われる辺境伯の元に追いやられましたが、毎日幸せです!~【コミカライズ原作】
「次は、何かあるか?」
「……ご趣味は?」
「身体を動かすことが好きだ。昔はこの家が所有する騎士団の訓練に混ざっていたこともあったぐらいだ。……ま、爵位を継いでからは辞めたがな」
「……さようでございますか」
だから、何処か身体つきが逞しいのか。剣を握ったり振るったりする人って、結構逞しい人が多いもの。……まぁ、実際に私が騎士様を見たことは数えるほどしかないのだけれど。
「シェリル嬢は?」
「……私は、最近はガーデニングが楽しいなぁって、思っております」
クレアとマリンに勧められて始めたガーデニング。でも、最近はそのお花のお世話をするのが楽しくて仕方がない。お花が少し育っただけでも、嬉しくて仕方がない。今回は種からじゃなくて苗からだけれど、いずれは種から育ててみたいなぁとも思う。……ここでは、時間がないから無理だけれど。
「そうか。ならば、今度新しい苗を手配してみようか」
「……はい」
本当は、断らなくてはいけなかった。だって、私はもうじきここを出て行かなくてはならないから。ギルバート様が、私の新しい結婚相手を見つけたら、私たちの関係は終わりだから。……そう思ったら、やっぱり寂しいかもしれない。
「他に訊くことは?」
「……プは、何でしょうか?」
「シェリル嬢?」
私がボソッと呟いた言葉に、ギルバート様が反応される。……こんなの、訊いていいかは本当のところは分からない。しかし、どうしても訊きたかった。あえて言うのならばとか、もしもの話でも構わないし、理想の話でも構わない。どうしても、知りたかった。
「……ご趣味は?」
「身体を動かすことが好きだ。昔はこの家が所有する騎士団の訓練に混ざっていたこともあったぐらいだ。……ま、爵位を継いでからは辞めたがな」
「……さようでございますか」
だから、何処か身体つきが逞しいのか。剣を握ったり振るったりする人って、結構逞しい人が多いもの。……まぁ、実際に私が騎士様を見たことは数えるほどしかないのだけれど。
「シェリル嬢は?」
「……私は、最近はガーデニングが楽しいなぁって、思っております」
クレアとマリンに勧められて始めたガーデニング。でも、最近はそのお花のお世話をするのが楽しくて仕方がない。お花が少し育っただけでも、嬉しくて仕方がない。今回は種からじゃなくて苗からだけれど、いずれは種から育ててみたいなぁとも思う。……ここでは、時間がないから無理だけれど。
「そうか。ならば、今度新しい苗を手配してみようか」
「……はい」
本当は、断らなくてはいけなかった。だって、私はもうじきここを出て行かなくてはならないから。ギルバート様が、私の新しい結婚相手を見つけたら、私たちの関係は終わりだから。……そう思ったら、やっぱり寂しいかもしれない。
「他に訊くことは?」
「……プは、何でしょうか?」
「シェリル嬢?」
私がボソッと呟いた言葉に、ギルバート様が反応される。……こんなの、訊いていいかは本当のところは分からない。しかし、どうしても訊きたかった。あえて言うのならばとか、もしもの話でも構わないし、理想の話でも構わない。どうしても、知りたかった。