俺様王子と契約!?【短編】
むむ…もうどうにでもなれ!!
私は指輪をはめた
「それでは、契約は結ばれた。まぁ、思う存分恋愛なされ」
「おう、それじゃあな親父」
私はまた学園長息子に引きずられ、学園長室を出た
本気で契約してしまった…
今頃、後悔…
「お前、名前は?」
「…魅空…てか、あなた私の名前も知らないで妻なんて任命したの?」
「あぁ、お前が一番条件が揃ってるからな」
「そういえば、その条件って何よ?」
「んっ?俺、縛られるの嫌いだからなるべく俺に興味がない女を選んだんだよ」
…最低…
そんな理由で私はこいつにファーストキスを奪われ、あまつさえ未来までめちゃめちゃにされるなんて…
「ねぇ、この仕来りってチャラにすることは…」
「出来ない」
「やっぱりですよね…」
私はガックリ…
「なんだお前、俺に興味が本気でないのか?」
「ないわよ…」
あるわけないじゃない!!