俺様王子と契約!?【短編】
周りではさっきみたいな悲鳴が聞こえてくる
「ちょっと、魅空!!涼様とそんな関係だったの?」
詠歌までこいつのこと涼様って呼ぶのかよ
「知らないわよ。今日、勝手に決められたの!!」
「すっごーい、魅空。一気に玉の輿だね」
嬉しくない、目を輝かすな詠歌!!
なんか明日から大変そう、てか今日から大変だし
まともに授業受けられるのかな…?
「魅空!」
「何?」
放課後、私は真っ先に家に帰ろうとしたが、あいつに止められた
はぁ、関わりたくないのに…
「お前、明日から俺の弁当を作れ」
「へいへい…ってはぁ!?」
「聞こえなかったのか、弁当だ」
「なんで?」
「妻なんだから、愛妻弁当くらいは作るだろう。普通」
さっきサラッと言いましたね
「わかったわよ…」
「そうか。じゃあ、明日楽しみにしてるぞ」
そう言って、あいつは帰っていった
はぁ…明日の朝早起きしなきゃ…