俺様王子と契約!?【短編】



周りではさっきみたいな悲鳴が聞こえてくる



「ちょっと、魅空!!涼様とそんな関係だったの?」



詠歌までこいつのこと涼様って呼ぶのかよ



「知らないわよ。今日、勝手に決められたの!!」



「すっごーい、魅空。一気に玉の輿だね」



嬉しくない、目を輝かすな詠歌!!



なんか明日から大変そう、てか今日から大変だし



まともに授業受けられるのかな…?





「魅空!」



「何?」



放課後、私は真っ先に家に帰ろうとしたが、あいつに止められた




はぁ、関わりたくないのに…



「お前、明日から俺の弁当を作れ」



「へいへい…ってはぁ!?」



「聞こえなかったのか、弁当だ」



「なんで?」



「妻なんだから、愛妻弁当くらいは作るだろう。普通」



さっきサラッと言いましたね




「わかったわよ…」



「そうか。じゃあ、明日楽しみにしてるぞ」



そう言って、あいつは帰っていった



はぁ…明日の朝早起きしなきゃ…





< 16 / 47 >

この作品をシェア

pagetop