俺様王子と契約!?【短編】
朝食を食べ終え、私は重たい足で学校に向かった
あぁー、女の視線が痛い…
学校に近付くにつれ、視線がグサッて突き刺してくる
代われるなら、代わってくれ
今日も校門に人だかりが…
裏門から入ろうと思った瞬間
「魅空、どこに行くんだ?」
うぅ、気付かれた~
人だかりの中心にいるあいつが私に気付いてしまった
昨日、朝ここで私のファーストキスを奪った張本人
須本 涼
「どこって学校に…」
「学校なら目の前の校門を入ればすぐそこじゃないか」
「ですよね~」
あんたに気付かれたくなかったのよ!!
私はまた引きずられながら、教室に行った
うわっ…
何か机が光ってる…
「何よ、この机は」
「お前がいじめられないように、セキュリティーをふんだんに施した机だ」