俺様王子と契約!?【短編】
わ、私の気持ち…?
私の気持ちは…
あ、あいつなんて超強引だし、横暴だし、呑気だし…
いつも突然だし、何を行動しだすかわからないし、自分が一番偉いって思ってるし…
悪いとこばっかりなのに…
「魅空は…涼様のこと好き?」
私はこの言葉で戸惑いながらも頷いた
いつのまにか私の中で存在が大きくなっていたあいつ
「…すき…」
ただわからなかった
経験したことがないことが多すぎて、気付かなかったんだ
「じゃあさ、とっとと早く契約終わらせればいいじゃん!」
「へっ…?」
詠歌、なんで契約のこと知ってるの…?
えっ…?なんで?
「今、涼様はたぶん屋上だと思うよ」
「いや…あの…」
「早く早く」