俺様王子と契約!?【短編】
あいつはいきなり真剣な顔で私を見た
ドキッ
な、何さ、吃驚するじゃないか
「さっきさ、俺言ったよな。もし契約中の須本家男子が契約中の女子に恋をするとどうなるか?」
「う、うん…」
あいつの手が私の髪を掴んで、口づけをした
「俺と正式に婚約してくれないか?」
私はその瞬間、顔が爆発したくらい赤くなった気がする
「えっ…?なっ…?」
私は口をパクパクさせることしか出来なかった
こ、婚約!?
「やっぱ、駄目か?」
あいつが潤んだ目で私を見てきた
き、きたなっ!!
こんな目で言われたら断れないじゃない!!
「な、なななななんでいきなり?」
うわっ、私最悪噛んでるじゃん…