君の熱で甘く、溶ける。
話をまたもや遮る男子たちに苛立ちを隠さない女子たちをたしなめる。


「うん、去年もこんな感じだったよ。みんなと合流できるか心配だね」


鳥居の前には見渡す限りの人、人、人。この中から部員を探し出すなんて至難の業のように思える。


去年の先輩たちもだけど集合場所を決めないなんてやっぱりいけなかったのかも。ぴょんぴょんと飛び跳ねて見知った顔がいないか探してみてもイマイチ見つからない。


もうそろそろ集合時間だから、もうみんな来ているはずなんだけど…。


「あ、橘マネ!部長見つかりました!」


「え?」
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