星まで届く声
そんなおばあちゃんに異変が起きたのは、私が小学校3年になって妹のりおが産まれてからだった。
「あんばぁ!りおをどこさ連れてく気だぁ?」
お母さんがおばあちゃんに怒鳴りつけた。
「いやぁ。そろそろしのと家に帰ってまんまつくらなきゃいけねぇべ」
……?
私の頭の中が『?』になった。
「あんばぁ。これは、しのじゃない!りおだぁ。
あんばぁの家は、ここだべ?」
またしばらくすると赤ん坊の妹をおんぶして
「さっ。しの。家さ帰ろう。」
と言い出した。
明らかにおばあちゃんの様子が変になっていた。
「あんばぁ!りおをどこさ連れてく気だぁ?」
お母さんがおばあちゃんに怒鳴りつけた。
「いやぁ。そろそろしのと家に帰ってまんまつくらなきゃいけねぇべ」
……?
私の頭の中が『?』になった。
「あんばぁ。これは、しのじゃない!りおだぁ。
あんばぁの家は、ここだべ?」
またしばらくすると赤ん坊の妹をおんぶして
「さっ。しの。家さ帰ろう。」
と言い出した。
明らかにおばあちゃんの様子が変になっていた。