星まで届く声
家族が壊れていた。。

そんなある朝。

一階へ降りていくと家中がなんとも言えない臭いでいっぱいだった。

「なに?この臭い?」

すると弟が叫んだ。

「おばあちゃんがもらしてるよー!」

おばぁちゃんがトイレに行くことも忘れ全部垂れ流ししていた。

「あんばぁ。どこまで壊れていくの…?」

お母さんが泣きながら畳を拭いていた。

おばあちゃんは、何も分からない顔をしていた。


このことがきっかけに私が小学校5年の時施設へ行ってしまった…


大好きだったのに…

いつも笑顔で優しいおばあちゃんだったのに…

私は、おばあちゃんに優しくしてあげれなかった…


罪悪感で毎日眠れなかった。

< 19 / 29 >

この作品をシェア

pagetop