星まで届く声
水風船。
そんなことを思い出したのと『意識不明』という言葉で不安になったけど

私は、いつものように学校に行った。

たかべぇがいた。

泣きそうになりながらも笑顔で言った。

「おはよう」

でもたかべぇは、気付いてくれた。

「元気ないじゃん。どうした?」

いつもなら『元気だよ』っていいかえせれるのに…

のどがつまって言えなかった。
ツー。って涙がほほを流れてたのにも気付かなかった。

心配してくれた たかべぇに全部を話したら

たかべぇが言った。

「お前なんでここにいるんだよ。
後悔してるならいってこいよ。
まだ生きてるんだよ!!」

そう怒鳴った。

私が動揺していると手を引っ張って外に連れだしてくれた。

「一人が嫌なら俺が一緒に行ってやる」

その言葉にビックリしたけど
私は、静かにうなずいた。

おばあちゃんの施設につくまで二人は、無言でいた。
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