ホットココア ~寒がりなキミと暑がりなボク~
「そうなんだぁ」

これには喜々良も驚いている。

「あ、わたしもそれで」

「かしこりました。
ホットココア、お2つですね。
少々お待ちくださいませ」

海音が頭を下げ、カウンターに戻ると、

「メガネ外すとイケメンじゃん!」

盛り上がる喜々良と千裕。

しばらくして、

「お待たせ致しました。
ホットココアです」

ホットココアが出された。

猫舌の喜々良は、一生懸命、フーフーしている。

「あ、おいしい」

一口飲んだ千裕は、

「おいしいよ、お兄さん!」

海音に笑いかけた。
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