色褪せて、着色して。~沈丁花編~
ショウタイ
国王の結婚式から3か月が経った。
流石にお祭りムードは落ち着いて日常生活に戻っていく。
なるべくローズ様とお妃様のことは考えないように耳に入れないように過ごしてきたつもりだ。
なんで、こんなに嫌なんだろう。
ムカムカした気持ちとドロドロした気持ちを抱きながらの毎日。
感情がピアノに出そうで怖かった。
「マヒル様、お手紙が届きました!」
大声でバニラが言うので、「誰から?」と言ってリビングルームに向かうと。
バニラがそっと一通の手紙を渡してくれた。
「王妃様ですわ」
思わず、私は受け取った手紙をぽとりと落とした。
「え、なんで!?」
急いで拾うと。
封蝋印にはっきりと刻まれた、王家の紋章である薔薇が目に入った。
「げえっ」
中身を見た私は下品な低い声を漏らした。
封筒の中には、お茶会への招待状が書いてあったからだ。
流石にお祭りムードは落ち着いて日常生活に戻っていく。
なるべくローズ様とお妃様のことは考えないように耳に入れないように過ごしてきたつもりだ。
なんで、こんなに嫌なんだろう。
ムカムカした気持ちとドロドロした気持ちを抱きながらの毎日。
感情がピアノに出そうで怖かった。
「マヒル様、お手紙が届きました!」
大声でバニラが言うので、「誰から?」と言ってリビングルームに向かうと。
バニラがそっと一通の手紙を渡してくれた。
「王妃様ですわ」
思わず、私は受け取った手紙をぽとりと落とした。
「え、なんで!?」
急いで拾うと。
封蝋印にはっきりと刻まれた、王家の紋章である薔薇が目に入った。
「げえっ」
中身を見た私は下品な低い声を漏らした。
封筒の中には、お茶会への招待状が書いてあったからだ。