色褪せて、着色して。~沈丁花編~
「これは・・・宣戦布告でしょうか?」
 神妙な面持ちでバニラが言った。

 私は、スカジオン王国の人質という肩書と共に、
 もう一つ噂の人物として王室から嫌われている。
 …そう。
 私は、国王の寵姫(、、)として存在している。
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