色褪せて、着色して。~沈丁花編~
「はい?」
強盗でも入ったのかと思い、声を失う。
両手両足をロープで固定され、毛虫のようにウネウネしているのは、
…太陽様だ。
「あ、セシルさん。おかえりなさい」
ロープで縛られているというのに。
太陽様は笑顔で言ったので。
私は、喉からヒューという声が出て後ずさった。
「マヒル様、おかえりなさいませ」
キッチンのほうから颯爽と出てきたのはバニラだ。
「ねえ、何で。太陽様縛られてるの? ていうか、何があったの」
想像も出来なかった光景に。
バニラに対して大声が出てしまう。
バニラはにっこりと微笑んだ。
「太陽様がマヒル様を傷つけたからですわ」
説明しよう。
バニラは、妖精であり魔法は使えないけど妖精の力が使えて。
見た目は可愛い女の子である。
だが、その笑顔の裏に秘められた悪魔のような心に。
私は悟ったのだ。
…バニラは最強だ。
強盗でも入ったのかと思い、声を失う。
両手両足をロープで固定され、毛虫のようにウネウネしているのは、
…太陽様だ。
「あ、セシルさん。おかえりなさい」
ロープで縛られているというのに。
太陽様は笑顔で言ったので。
私は、喉からヒューという声が出て後ずさった。
「マヒル様、おかえりなさいませ」
キッチンのほうから颯爽と出てきたのはバニラだ。
「ねえ、何で。太陽様縛られてるの? ていうか、何があったの」
想像も出来なかった光景に。
バニラに対して大声が出てしまう。
バニラはにっこりと微笑んだ。
「太陽様がマヒル様を傷つけたからですわ」
説明しよう。
バニラは、妖精であり魔法は使えないけど妖精の力が使えて。
見た目は可愛い女の子である。
だが、その笑顔の裏に秘められた悪魔のような心に。
私は悟ったのだ。
…バニラは最強だ。