先輩と後輩の関係。
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先輩たちは私たちの後ろの後ろの席に案内された。
お店の人を責めるわけじゃないけど…狭い店じゃないんだから、もっと他に案内してほしかった。
「急な無言じゃん」
と、私を見て小さな声で龍生が言った。
『最悪だよ』
料理がまだ余っていたから、すぐには出られなかったけど…気分的にはすぐに出たい気分だった。
私は見るからにテンションが下がっていたけど、龍生と柚香は気にせず…仕事以外の話で盛り上がっていた。
気を使わないし、使って来ない感じが凄い楽。
でも、一回橘先輩のアシスタントについて私と同じ経験をしてほしいと思う…
そしたら「カッコいい~」とは言えないはず。(笑)