先輩と後輩の関係。
約束通り、仕事終わりに来てくれた舜くん。
顔に似合わず、ちゃんと約束は守ってくれるタイプなんだね。
風邪を引いてから、自分でも引くくらい体力がなくなって…家に帰ってきた頃には眠気と戦っている。
舜くんが家に来てから更に眠気が…
せっかく会えたのに、私はベッドの上だった。
「来て早々寝るなんて最低だな」
『まじ眠いんだけど…』
「寝るなら帰るよ」
『相変わらず、意地悪だね』
と、睨むように舜くんを見ると急にベッドに入ってきて抱きついてきた。
可愛いじゃんと思うのは今だけなんだろうか。
もう既に舜くんに飲み込まれてる感じがする…
ニヤけてしまいそうだったけど、今笑ったら負ける気がして舜くんに背を向けるようにして寝た。
「凛」
と、上に乗ってまで顔をのぞいてきた舜くん。
重すぎるけど、可愛い。
目が合った瞬間、笑ってしまいその後キスされた。
悔しすぎるけど、舜くんには敵わなかった。