先輩と後輩の関係。
『好き』
私は初めて舜くんに顔を近づけてキスをした。
そのまま舜くんの腕枕のまま『おやすみ』と、言うと「帰るよ」と言い始めた舜くん。
なんで、そんなことばっかり言うんだろう…
帰った後のことを考えたら無性に寂しくて、抱きついた。
「泣くの?」
『泣かないけど、すぐ帰るって言わないで』
「凛が寝たら帰ればいい?」
『凛といたくないの?』
「悩むな」
『悩む事じゃないでしょ!ばか!』
と、
舜くんをグーパンチをすると突然、抱きしめられた。
何なの、この人。
この人の目標は、飴と鞭みたいな感じなのかしら。
抱きしめられたまま寝てしまったらしく起きたら次の日だった。
次の日になったらいないだろうなと思っていたけど、隣で爆睡している舜くん。
何だか、舜くんの顔を見て安心した。
離れたくないのは山々だけど…今日も仕事だから、起きて早々だけど準備を始めないとやばいかも。
そう思い、舜くんから離れようとした瞬間に手を引かれて元通りになってしまった。
『遅刻したら責任取ってね』
「凛とえっちしてましたって言えばいい?」
『最悪』
朝から問題発言をする人で困っちゃうけど、何だかんだ舜くんには負ける。
キスをした後、解放してくれて準備を始めた。
ヘアメイクをしてる間にも、何度襲われかけた事か…
でも、好きだから許せる。
好きだと何でも許せちゃうことに嫌気がさすけど…
幸せだから、何でもいい。
最近まで、舜くんのことで悩んでる時期があったけどそれさえも懐かしく感じた。