先輩と後輩の関係。
何時間寝たんだろう…
遠くから、自分の名前を呼ばれてる気がする。
夢なのか、現実なのかもわからないけど…目を開けると目の前にいた舜くんと目が合った。
『何?』
「起きた」
起きたって何よ。
起こしてきたのはそっちでしょ。
今は眠気の方が勝ってしまい、ただただ舜くんがうざくて仕方ないんだが、
『今何時なの?』
と、
近くにあったスマホで時間を確認するとまさかの『2:30』だった。
『何なの』
「凛、かわいいね」
そう言って、頬に手を当てられキスをされた。
思った以上に酒臭くてただの酔っ払いって感じ…
『寝る…』
「すき」
シラフならどれだけ嬉しいことか、
舌も回っていない状態で言われても嬉しくないんだが…
寝ようとしても無理矢理キスしてくる舜くん…
それに、徐々に洋服にも手に入ってくるこの感じ。
『また今度ね』と、舜くんの手を止めると諦めてくれたものの洋服に手を入れたまま寝ていった。
人を起こして、自分は寝るっていう最悪な男。
『おやすみ』
その後、私も舜くんに抱きついて眠りについた。