先輩と後輩の関係。
買い物が終わった後は帰る予定で、駅に向かっていたけど…帰り際におしゃれなカフェを見つけて急遽入店した。
全部の椅子がソファーで、いちいちかわいくて…
うるさくないし、静かすぎず、くつろげて…
いつまでもいられそうな素敵な空間だった。
舜くんはコーヒーとパンを頼んで、私はカフェラテを頼んで席についた。
ここからの風景はいい眺め。
空もいい感じに暗くて、舜くんもいて…最高だった。
『家でゴロゴロするのもいいけど、こういうところにくるのもいいよね』
「そうだね」
全然気持ちがこもってないと思うのは私だけ?
『おうちがいい?』
「どっちでも〜」
『相変わらず、やる気がないタイプなのね』
「やる気は満々だけど」
と、
パンを食べながら笑っていた。
結局、何をされてもその笑顔にやられるんだよな。
当分、私の感情は役に立たなそうです。
『昨日、龍生と柚香とご飯に行って舜くんの話になって…質問詰めされた』
「聞くことある?」
『あるらしい。今度来てって言ってたよ』
「考えとく」
『何ですぐ考えとくになるの。来てよ』
「だから考えとくってば」
そう言って、また笑っていた。
考えとくのが好きらしい…
笑って濁してるけど、絶対来ないだろうなって思う。