先輩と後輩の関係。




1週間経った今日は仕事終わりに舜くんと居酒屋に来ていた。





そこで急遽、橘宅に泊まるというのが決まった。

というか、私がただをこねただけだけど…



突然決まったことだったけど、明日まで一緒にいられるから嬉しさしかなかった。







「家帰ってからまた飲もう」


と、いうことで…

コンビニに寄ってお酒を購入してから帰宅した。





冷蔵庫にお酒を入れてくれてる舜くんをお構いなしに部屋でくつろいでいると家のチャイムが鳴った。






『誰?』




私は真っ先に舜くんの顔を見たけど、慌てることなく玄関に向かい玄関先で誰かと話している様子だった。



知ってる人?

舜くんが帰ってくるまで安心出来ずにいると…





「こんばんは」と突然、部屋に入ってきた男性。




驚いたのと同時に前にお邪魔したコンビニで働いていた舜くんの親友くんで一瞬にして安堵した。






「一緒に飲んでもいいですか?」

『も、もちろん!良ければ!』

「仕事終わりはビールっしょ!ビールちょうだい」


と、

立っていた舜くんに言っていた。






意外と友達に言われても動くタイプなのか、この人が相当強いかのどっちかだと思われる。




これから少しずつ真相が明らかになりそう。




テレビもついていたけど、それよりも親友のひろくんと舜くんの話で盛り上がっていた。






「舜って優しい?」

『時と場合によりますね…』

「わかる!それ」

「変なところで共感するなよ」

『ひろくんにもそうなんですね…』

「けどいつも優しくしすぎるとうまく行かないよな」

『そんなときもあったんですね』





自分の知らない舜くんの話を聞くことができて、楽しかったし、もっと知りたくて質問したりもした。





『舜くんって彼女出来るとどうなる?』

「変わんないよな、お前」

「変わる必要がないでしょ」




と、なぜか自信満々な舜くん。




けど、友達が言うんだから昔からこんな感じだったのかなと想像した。




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