先輩と後輩の関係。
舜くんが部屋を出て行ったあとも寝たふりをしていたらいつの間にか寝ていたらしく次の日を迎えた。
起きたら、隣で爆睡していた舜くん。
腕枕されてるし、いい感じに舜くんの胸にフィットして寝ていた私。
私が一方的に怒っていただけだけど…昨日、喧嘩していたカップルとは思えないくらい近い距離にいた。
心地よくて、舜くんが起きるまでフィットしていたけど、自分が赤ちゃんになった気分だった。
その後、舜くんも起床した。
『おはよう』
「うん、ん〜」と、大きな背伸びをしていた。
『昨日のこと覚えてる?』
「凛が怒ったやつ?」
『そう』
「覚えてるけど、謝れって?」
『悪いと思ってないなら謝んなくていいよ。けど、凛は怒ってる』
もう、覚えてないならお酒のせいだと思って水に流そうと思ったけど…覚えてるなら話は別。
根にもつやつだと思われても仕方ない。
けど、覚えてるってことは本音だったということでしょう。
「怒ってていいよ」
と、言ってきた途端にキスをしてきた舜くん。
その後に「怒れるなら」と付け足すように言ってきた。
『何なの!』
そう言ってくるのもムカつくけど…自分の欲望のままキスしてくるのもウザくて、キスをされないように口に手を当てて更に舜くんに背を向けて抵抗した。