先輩と後輩の関係。
そのまま、手を繋いでお散歩がてら舜くんの部屋に連れて行かれた。
金子先輩もいたから…変なことはして来なかった。
布団の中でキスはされたけど、私も求めてたから特に何も思わず受け止めた。
久しぶりに舜くんの腕の中で…安心しすぎて、すぐに寝てしまった気がする。
気づいたら次の日だった。
2時ごろまで起きてたから、起きるのは苦痛だったけどチェックアウトしないといけないから自分を急かして頑張るしかなかった。
隣のベッドで金子先輩が寝ていたから、大きな声で隣の巨人を起こすことは出来なかったけど…
『舜くん、しゅーん!』
と、
背中をパチパチ叩いてやっと起きてくれた。
「うん」
『部屋に戻って支度してくる』
「うん」
寝ぼけてる感じだけど、私は部屋に戻ってメイクとヘアセットをした。
柚香も起きてて、
恋話したり、化粧品の話をしたりして盛り上がっていた。
「龍生おはよう」と、柚香が手を伸ばすと軽くハグをして龍生も支度を始めていた。
いつもしっかりしてる柚香が乙女になっていると可愛くてキュンキュンした。
それに、舜くんに会いたくなる。
メイク終わったら会いに行こうかな。
なんて、思ってたら舜くんから「部屋戻った?」と連絡が入った。
嘘でしょ、さっきのは何だったんだ。
やっぱり、寝ぼけてたんだ…
だって、さっき舜くんの目開いてなかったもんな〜
『部屋でメイクしてる〜』
「終わったらおいで」
『いく〜』
仲直りして、好きが増したかもしれない…
「おいで」と打っている舜くんを想像すると可愛くてたまらなかった。