先輩と後輩の関係。
一緒にいるたびに大好きになる不思議な感覚。
明日は久しぶりの仕事だから、そのまま大人しく就寝して次の日を迎えた。
『おはよう〜』
「おはよう」
舜くんのトレーナーを羽織ってただけだから朝から色々触りたい放題だったけど、
眠すぎて、何にも感じない。
舜くんを抱きしめて、暖かくなって更に眠くなるというダメなやつ。
『起きたくないよ』
「顔洗って、歯磨きして…」
『抱っこして』
と、
手を広げると抱っこして洗面所まで連れて行ってくれた。
舜くんにもたれながら歯磨きをして…たまにお互いの歯磨きを持ってふざけ合った。
雰囲気は付き合いたてな感じだった。
3日間しか離れてないのに…
それだけでも私たちはこうなってしまうらしい。
メイクをしたり、ヘアセットしている間も際どいところを触ってくるけど…それさえも幸せだと感じる。
ちょっとおかしくなり始めてるかもしれない。
意外とギリギリの時間に出発して、ギリギリの時間に出勤をした。
今日から再び仕事が始まる。
舜くんは新年早々、指名がいっぱい入ってるらしい。
歳を重ねるにつれて仕事のプレッシャーもあるけど…負けじと私らしく、頑張っていきたいと思う。