先輩と後輩の関係。
舜くんに会えない1週間は本当長くて…なかなか来るものがあった。
家で泣いてしまったのは自分だけの秘密。
きっと、舜くんはもっと辛い思いをしているから…
そう思うと何も言えなかった、
精神的にもキツくて…なかなか、寝られず次の日を迎える日を続けていた。
自分を保つのが必死で、
久しぶりに舜くんに会った日に当たってしまった…
『寝てばっかりで凛ばっかり辛いじゃん』
「俺も色々考えることはあるよ」
『例えば?』
「仕事のこととか、凛のこととか」
『もうわからんもん』
「確かにな、俺もそう思う時はある」
『今日は帰る』
「気をつけてな」
と、手を振ることなく帰った。
こんなに考えてるのって自分だけなのかな。
お見舞いに行くたびに寝てて…
リハビリから帰ってきたらまた寝て、私がいる意味があるのかな。
なんて、思う。
私はこんなに苦しいのに…舜くんの寝顔を見ると腹立たしくて仕方なかった。
家に帰って来てもぼっとしているだけで寝ることができず、布団の上でゴロゴロしている間に夜中の2時。
もうあと数時間後は仕事なのに…
自分でわかるくらい精神がボロボロだった。