先輩と後輩の関係。
21





今回ばかりは簡単に開き直ることができなくて、自分でも辛いと思うくらい辛かった。







こんな辛いのって世界で自分だけなんじゃないかなと思うくらい。



あんなに幸せだった頃はどこに行ったんだろう…

ただの思い出で終わらせなきゃ行けないのだろうか。








たくさん泣いたらスッキリするっていうけど、いくらたってもスッキリすることはない。





息ができないことに焦れば焦るほど息ができなくて…

時間ばかりが過ぎて行って、気付いたら4時だった。






もう会いたい。

声が聞きたいし、『ごめんね』と伝えたい。





考えれば考えるほど、涙は出てくるし…寝られないし、次の日が不安だったけど酷い顔で出勤した。



もういい。当分諦めます…

免疫0%になった私を見て見ぬフリをお願いしたい。






 
出勤早々「体調悪い?」と中村先輩に声かけられたけど…多分当分この顔です。






『大丈夫です。体調悪かったらいいます。ご心配をおかけしてすみません』

「うん、言って〜ジャンプ行ってくれる?」




と、

いつもの日常が始まった。






色々考える暇がないから、仕事してた方が楽かもしれない。



忙しければ忙しいほど、助かる。

最近ではお客さんとお話もできるようになってきて…自分にはない知識も聞けて楽しかったけど、家に帰った時の差が激しくて自分でも対応できなかった。






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