先輩と後輩の関係。





その日の夜、

職場で舜くんと喧嘩をする夢を見た。




「おい、凛」

と、言ってなぜか一発目から怒ってる舜くん。




え?

私、なんか怒られることした?




舜くんは激おこレベルで怒ってて…でも、怒ってても理由がわからなくて私はあたふたしていた。





『ごめんなさい』

「謝れば済む話なのか?」

『…わからないです』




よくわからないけど、舜くんの怒りを治るには謝るしか方法が見当たらない。




だから、ぺこぺこ頭を下げて謝っていた私。

けど、気持ちがこもってない謝罪で満足しているんだろうか。




と、

やっと目覚めると私は泣いていた。




それに、夢と理解できた私はさらに号泣した。






夢にも出てきて、何したいんだろう…この人は。



俺様に会いに来いってこと?

会いに行きたいよ。行ってもいいなら飛んでいく…




でも、私にも人の気持ちを考えるくらいのことは出来るから…舜くんのことを考えたら会いにいけるわけがなかった。





何なんだろう…もう、いい。

私の頭から今までに記憶を抹消して欲しい。




朝からメンタルがやられてしまって、生きた心地がしないまま出勤した。






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