先輩と後輩の関係。
『早くリハビリ行ってきて』
「さっきまで寂しいって言ってたやつ誰かしら?」
『えっちなことしか考えてないと思うと嫌気がさす』
「今日の夜、やる?」
『考えとく』
と、
笑って誤魔化しているとピンポイントで指を刺され変に感じてしまい笑われた。
元気そうで何より。
おかげで寂しさも消え、笑って別れることができた。
意外と私に気を遣ってくれていたのかな。
舜くんが帰った後、気を紛らわせるために荒れていた部屋の掃除をした。
部屋がどんどん綺麗になるといい気持ち。
それに、舜くんのことも深く考えず凄いいい時間だった。
『ふぅ〜疲れた』
時計を見ると2時間近く立っていた…
こんな狭い空間だけど、本気でやるとそれくらいかかるんだね。
そろそろ、リハビリも終わった頃かな。
と、
無意義に舜くんの事を考えていたけど…
悲しいとか、寂しいという感覚はなくて、ただただ舜くんのことを考えている時間だった。