先輩と後輩の関係。




「懐かしい」

『懐かしいね〜何食べる?』





と、食券のところで悩み始める私たち。





悩みに悩んで、舜くんは味噌ラーメン。

私はネギ味噌ラーメンにすることにした。



前まで餃子も頼んでいた舜くんだけど…「いらない〜」とのことだった。





私がお金を出したから遠慮してるのかな。







『気使ってるの?』

「なんで?」

『ラーメンしか食べないから』

「食べれなくなっただけ。人は成長するね」

『胃が小さくなった?』

「そんな感じだよな」

『たくさん食べて、元気でいてね〜』



と、

言うと「体は元気」と笑っていた舜くん。






なんだかキスしてしまい雰囲気だけど、ここは公共の場だからやめとこう…



家に帰るまで我慢。

2人で話しているうちに頼んでいたラーメンが届いた。





「いただきます」

『いただきます〜』



と、勢いよく食べ始めた。






やっぱりここのラーメン屋さんは間違いない。

舜くんともう一度一緒にくることができて、嬉しかった。




『美味しい?』と聞くと「美味しい」と満遍の笑みで答えてくれた舜くん。




愛おしすぎて、抱きしめたい。

ということで、早くお家に帰りたい。






< 220 / 234 >

この作品をシェア

pagetop