先輩と後輩の関係。




美味しいラーメンを食べて、満足した2人はコンビニに寄って同じ家に帰宅した。





新婚夫婦みたいな光景だった。




『お風呂入る?』

「一緒に?恥ずかしいな〜」



と、

聞いてもいないことを妄想し始めて大迷惑なんですが…





この人はこんな事しか考えていないんだろうか。

頭がパラダイスすぎて、羨ましい。




『お風呂に入るか入らないか聞いてるだけ』

「入る」

『沸かしてくる』

「さんきゅ」




軽くお風呂を掃除して、お湯沸かしボタンを押してやることは完了。




あとは機械に任せてお湯が沸いたら入るだけ。

部屋に戻り、ベッドにいた舜くんの隣に座ると自然と引き寄せられキスされた。






「やっと戻ってきた」

『ただいま〜』






こんなに近くにいるのに自然に手を繋いでリラックスしていた。



もう離れたくない。

明日から仕事という現実さえ見たくないほどだった。





『なんで、こんなに好きになっちゃったの?』

「魅力ある男だから?」

『馬鹿』



と、言って2人で大笑いした。





そういうところも大好き。



先輩と後輩で出会った時は最悪だったけど、今ではそんなこともいい思い出になった。

別々のお店で働くことになってしまったけど、私はいつまでもリスペクトしている。




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