先輩と後輩の関係。
お風呂は別に入って、少し夜更かし気味で就寝した。
次の日は舜くんに起こされる始末。
私より舜くんの方が出勤時間を把握してるのはなぜだろう。
『行きたくないよ〜もぅ』
「凛、一緒に住むか?」
『住む』
と、今回ばかりは即答した。
それに、なぜか泣けてきちゃって…朝から号泣だった。
一緒に住まない理由がない。
あの頃、渋っていた自分をどれだけ責めたことか…
それにしても、朝からやめて欲しい…けど、最高に嬉しくて複雑な朝だった。
「一緒に住むために頑張ろうな」
舜くんの言葉は魔法みたい。
頑張れる気がして、布団から出ようとしたところで急に舜くんに抱きしめられて心臓が止まりそうだった。
舜くんに恋してる感じ…
キュンキュンしすぎて、人生が縮まった感覚。
「凛、ありがとな。まじで会えてよかった」
『意地悪いっぱいされたけどね』
「意地悪じゃねぇから」
『じゃ何?』
「愛」
『愛の「あ」の字もなかったのに…』
「「い」の字はあったかも…」
『呆れた』
そう言い合いしながらも手はしっかり繋いでいて笑った。
それさえも可愛いと思う私は重症なのかもしれない。
とりあえず、今は何されても好きでいる自信がある。