先輩と後輩の関係。







「どうぞ」

『お邪魔します』



と、

部屋に入った瞬間、「凛、おかえり」との掛け声と共にクラッカーが鳴った。





驚きすぎて、腰が抜けそうだった。



それにしても、

嬉しすぎて気づいたら泣いていた自分。



私は、何も考えず感情のまま抱きつきに行った。






「もう泣いてる〜凛」

『ゃ、ばい…メイクが崩れる』





もう、泣きやまない…



こんなに泣いたのは高校の卒業式以来。

それか、元彼に振られた時くらいかな。





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