先輩と後輩の関係。
「凛、みて!2つ目のサプライズ」
と、
菜々が指差した先には葵の腕の中に小さな赤ちゃんがいた。
え、何?
状況を読むのに時間がかかった…
『何?誰?』
「私の娘だよー!先月、生まれたばっか」
『何で、連絡しないの?葵の馬鹿!』
「サプライズの方が楽しいじゃん」
そう言って、葵は笑っていた。
確かに、
連絡を貰っても会いたくなるだけだけど…
サプライズ何て想像もしていなかった。
驚きすぎて、またまた泣いてしまった。
せっかく泣き止んだばっかりなのに…
葵から赤ちゃんを受け取って、抱っこさせてもらったけど…小さくて軽かった。
私が、抱っこした瞬間大泣きの赤ちゃん。
もう、ママが誰かわかるのかな。
落としてしまいそうで、怖かったからすぐに葵にお返ししたけど…出来ることならずっと抱っこしていたかった。