不器用な私が君に恋する話。
▶︎昔の君、今の君
青井との出会いは、部活だった。
私も青井もサッカー部で、私はマネージャーとして、青井はプレイヤーとして活動していた。
そこそこ強い中学だったのに、彼はとても活躍していたのを覚えている。
けど、第一印象はほんっっっとうに最悪だった。
だって初めて話した時の第一声が「お前も俺目当てなの?」だよ!?意味わかんなくない!?ナルシストすぎだよ!
でも、青井はナルシストってわけじゃなくて、本当に青井目当ての子がたくさんいて疲れていたみたいだった。
その証拠に部活中は周りがファンでいっぱいになっていたし、マネ志望の1年の子も10人はいた。
みんなみんな、青井目当てだった。