優しい犯罪




「…それは嫌!…あ、」


「うわ!何!?大丈夫か?」






家にいたなんて受け入れたくない。


飛び起きると体は痛くなくて、おでこは冷たい。




それに男の人の声がした方を向くと、そこにはちゃんとおじさんがいたし、家もおじさんの家だった。





「良かった…」


「いやいや。それはこっちのセリフだよ。俺の言ったこと守らなかっただろ」



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