せんせい あのね、 *ココロもカラダも編*









涙が溢れそうになるのを堪えて、前を向いて歩いた。





ゆっくりと、確実に、足を伸ばして進む。





バージンロードの先には、白いスーツに身をつつんだ先生が立っている。









【幸せになりなさい】








そう父が囁くように言った。








【うん】







そして私の手は父の腕から先生の腕へと移る。











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