せんせい あのね、 *ココロもカラダも編*
「咲…、大丈夫?」
頭に手をのせられ、優しい瞳で見つめられた。
まるで愛しいものを見るかのような、薄茶色の瞳に、さっきの恐怖とは違う、胸のどきどきに襲われる。
「だ、大丈夫、です…。
ありがとうございます…」
ぎゅうっと先生にしがみついて、もごもごとお礼を言った。
そんな私を、先生も力強く抱きしめてくれた。
すこし息苦しくて
でも
心地いい、先生の抱きしめるちから