せんせい あのね、 *ココロもカラダも編*
第3章

ハーブティー













降り積もった雪は



あたたかくなったら



溶けてきえて



なくなってしまうことだろう








だけど



人間の記憶はちがう




どんなに


今の記憶が降り積もっても




過去の記憶は


溶けてきえたりなどしない






それは


嬉しくて、でも


すこし


くるしい







できないとわかっていても



どうして過去の先生まで




自分だけのものに



したいって



思ってしまうのだろう














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