デマ報道とデマ被害を無くすために
 デマには正義など無い。
その拡散によって互いの不信感を煽り、要らぬ喧騒を呼び起こし、火の無い所に大爆発をも生じさせかねない。
 それによって経済的損失を被り、仕事を追われ、社会的信頼も失い、完全悪であるかのように描き出された人間が過去現在を問わずどれほど居るか?
 特に報道機関 マスメディア snsで拡散されるデマは口コミで広がる嘘よりもその影響が遥かに甚大であることを知らなければいけない。
 時により内容によっては相手の人生その物を破壊し死に追いやることさえ有るのだ。

 「嘘はいけない。」と人はよく言うのだが、なぜいけないのかを考えてもらいたい。
「なぜ?」というところがキーワードでありポイントなのである。
 今回、能登地震に絡んで大変なデマ情報が流されてしまったことはご存知のとおりである。
 真相は「台湾から救助隊の覇権を申し出たが、被災地の状況 その他の条件を考えたうえで結成した救助隊の待機を解いた。」ということだった。
 しかしデマ情報では「日本政府が中国共産党に忖度して台湾を断った。」ことになっていた。
 事実誤認どころの騒ぎではなく明らかに事実を歪曲し曲解したものである。
 デマの本質は「どんな形でもいいから相手を追い落とし影響力を削ぎたい」というのである。

 政界だけではなく芸能界も産業界も一般社会も必ずこういう輩が梅雨のナメクジのように現れては消えていく。
 嫉妬するということはそれだけ心が卑しく貧しいことを自ら暴露しているに過ぎない。
もしもそれが耐えがたい喧騒にまで発展することになれば、した側もされた側も半永久に心傷を刻み付けることになる。
それがさらに進んで訴訟沙汰や警察沙汰になってしまえば経済的社会的損失は計り知れない物になる。
 デマは見えない殺人鬼である。
デマ拡散は見えない殺人行為だと断じておきたい。
 個別のデマ被害について、個人的にどうこう言うつもりは無い。
しかしどちらに転んでも破局的な最期を迎えることだけは訴えておきたい。
 そうまでして恨みの連鎖を広げてどうするのか?
そうまでして嫉妬渦巻く社会に没落させたいのか?
日本人であれば人間であれば賢明な判断をすべきではないか。
 ネズミを狙う猫のような儲からん根性は捨ててもらいたい。
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