α様は毒甘な恋がしたい
「音楽番組で一緒になっても、カメラが回っていないところでは、キミたち双子は俺たち89盗と目すら合わせてくれないでしょ?」
「私も雷斗も、89盗の3人が大嫌いですからね。極甘王子ぶって人をあざむく偽善者集団」
「ひどい言われようだなぁ。キミたちに無視されっぱなしは悲しいなって、いつも心を痛めているんだよ俺は」
さっきまで残虐皇帝のような冷たい目で、双子を睨みつけていた人とは思えないほど、親し気にふるまう戒璃くん。
「だから今朝は、俺と絡んでくれてありがとう」
テレビで見る王子様スマイル全開で、双子アイドルに笑顔をまき散らしている。
「それ、私たちへの嫌味ですか? エレベーターを操って、勝手に絡んできたのはそっちじゃないですか!」
戒璃くんがエレベーターを操った?
まさか……そんなことできないよね?
「私も雷斗も、89盗の3人が大嫌いですからね。極甘王子ぶって人をあざむく偽善者集団」
「ひどい言われようだなぁ。キミたちに無視されっぱなしは悲しいなって、いつも心を痛めているんだよ俺は」
さっきまで残虐皇帝のような冷たい目で、双子を睨みつけていた人とは思えないほど、親し気にふるまう戒璃くん。
「だから今朝は、俺と絡んでくれてありがとう」
テレビで見る王子様スマイル全開で、双子アイドルに笑顔をまき散らしている。
「それ、私たちへの嫌味ですか? エレベーターを操って、勝手に絡んできたのはそっちじゃないですか!」
戒璃くんがエレベーターを操った?
まさか……そんなことできないよね?