腹黒弁護士に囚われて、迫られて。ー輝かしいシンボルタワーで寵愛されていますー


 暖にお願いできて良かった。


 それから、尚人に送る完済証明書を作成し終えた暖と、ツインタワーでご飯を食べ、ノースエリアにある暖の家へと向かった。


 櫻坂の行き止まりの門には守衛さんがいて、住民や、関係者以外は立ち入ることができない。


 ノースエリアは一人ひとり住民が登録されている。

 厳重チェックの後、その門を突破し初めて入るノースエリアの敷地内は、一軒一軒の家がとても大きく、全て豪邸のようなお家ばかりで、それぞれの家の敷地もとても広い。自然も豊でとても住みやすい敷地だ。


 ほどなくして、暖の家へと到着した。写メで見せてもらった通り、家族で住むにも十分すぎる広さの豪邸へと足を踏み入れる。


 厳重なオートロックで完備されており、家に入るのも一苦労だ。広々とした大理石の玄関に足を踏み入れる。床一面白い。歩くことすら緊張してしまう。



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